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勝てない原因を考える

ルールやある程度の定石を理解して、それでも行き詰まった場合は、勝てない原因を一度見直してみましょう。これからの話は主にネット麻雀のデータを利用したものになりますが、ネット麻雀では自身の上がり率・放銃率・副露率など正確なデータを教えてくれる素晴らしい機能があります。これを活用しない手はありません。

天鳳など多くのネット麻雀では、順位率・上がり率・放銃率・副露率・リーチ率などのデータを見ることができます。
天鳳 データ
これらの数字は、これが正解というしっかりとした数値はありませんが、極端に高い場合や低い場合はバランスが悪い可能性があります。
(上記の画像は天鳳のデータの一例で、まだ始めたばかりで試行回数が少ないため、変動が大きく参考程度にしかなりません。自身のしっかりとしたデータが欲しい場合はある程度の試行回数が必要になります。)

また、対局相手のレベルによっても上がり率・放銃率・副露率・リーチ率などは変わってきます。上記の画像は、ゲームをはじめたばかりで大半が「一般卓」「上級卓」の対戦なので対戦相手が初心者から中級者の方が多いです。以下の画像は半分以上が特上卓で鳳凰卓での対戦も100戦以上含まれています。
天鳳 データ2
この二つの成績は、私自身が打ったものなので間違いなく同一人物・同一アカウントのデータになります。放銃率は-.002とそれほど差はないですが、上がり率は-.027、副露率は-.036、リーチ率は-.020と大きな差があります。これは相手のレベルが高くなると、安易な放銃が少なくなり上がりにくくなるからです。
このように相手のレベルによってもこれらの数値は大きく異なるので、上がり率は何%以上が正しいなど具体的な数字を出すのは難しいです。

上がり率

上がり率とは和了する割合のことで、もちろん高い方がいいですが、上がり率が高くても放銃率が高すぎるとあまり意味がありません。基本的には上がり率が高くなると放銃率も高くなるため、上がりと放銃のバランスが大切になります

では、上がり率はどのくらいがいいのでしょうか?攻撃型の雀風の人は上がり率が高く、守備型の雀風の人は上がり率が低くなるため、具体的な理想の数値を出すことは難しいですが、上がり率が20%を下回るような場合だと、手順や押し引きを見直した方がいいかもしれません

放銃率

放銃率とは放銃する割合のことで、もちろん低い方がいいです。ただ放銃率が低くても、麻雀は上がらないと勝つことができません。放銃率が低くても勝てない場合は、攻める手を押しきれていなかったり、鳴くべき牌を鳴けていない可能性があります。一度上がり率を見直してみましょう。

攻撃型の雀風の人は放銃率が高く、守備型の雀風の人は放銃率が低くなるため、具体的な理想の数値を出すことは難しいですが、放銃率が15~16%を超える場合は、安牌の持ち方や押し引きなどを見直してみましょう

副露率

副露率とは副露する割合のことで、総局数に対する局数の割合です。副露率は上がり率・放銃率・打点などとも関係があり、高い場合と低い場合のどちらがよいというものでもありません。
小林剛プロ」や「園田賢プロ」のように副露率が高くて強い人もいれば、「近藤誠一プロ」や「黒沢咲プロ」のように副露率が低くて強い人もいます。Mリーグでは、副露率が高い人でも30%程度で、副露率が10%台の選手も結構います。ネット麻雀は比較的に副露率が高く、中には40%を超えるような人もいます。上記の画像では、副露率が約34%になっていますが、このあたりがネット麻雀の平均に近い数値だと思います。

基本的には門前派が多いほど鳴き派が不利とされ、反対に鳴き派が多いほど門前派が不利になるとされています。そのため、ルールや対戦相手によって適正とされる副露率も異なってきます。ただし、鳴くべき牌を鳴かなかったり無理な仕掛けを続けた場合は、必ず結果としてかえってくるので、上がり率・放銃率・打点・状況などを考慮して、メリット・デメリットをしっかり考えながら打ちましょう

まとめ

上がり率が高く放銃率が低いのがもちろん理想ですが、上がり率・放銃率は雀風によって異なり、攻撃型の人は上がり率が高く放銃率も高くなりやすく、反対に守備型の人は上がり率が低く放銃率も低くなりやすいです。あくまでも大切なのはバランスです。
上がり率が低くて放銃率が高く勝てない場合は、基本的な部分ができていない可能性が高いので、受け入れ枚数や定石など基礎の部分をある程度覚えましょう。

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