麻雀の守りの技術 - 手詰まり編
麻雀の守備についてです。今回は手詰まりしたときの考え方・対処法について解説しています。
手詰まりした時のセオリー
手牌すべて無筋でワンチャンスなど判断する要素が全くない場合、以下のような牌を切るのが一般的です。その理由をそれぞれ順番に解説していきます。
- 端っこアタック
- 複数枚ある牌を切る
- 手役に絡まない牌
端っこアタック
端っこアタックの理由は単純明快で、放銃したときの打点と放銃率です。基本的に麻雀は、端の牌ほど当たる可能性は低く、真ん中の牌ほど当たる可能性は高くなります。(詳しくは→牌の安全度(危険度)で解説しています)。また、タンヤオが絡まないため打点も中張牌(チュウチャンパイ)の放銃に比べて低いことが多いです。
複数枚ある牌
複数枚ある牌は当たり牌でなければ、持っている枚数分しのげるため、通ってしまえば非常に大きいです。1枚しか手牌にない牌はその牌が通っても、また次の巡目に通る牌を探す必要があるので、同じくらいの危険度または、微差の危険度の場合は複数枚ある牌を切るメリットは大きいです。
手役に絡まない牌
手役に必要な牌が自分から4枚見えていて、あたっても三色同順(サンショクドウジュン)や一気通貫(イッキツウカン)などの手役が絡まない牌も選択の理由の一つになります。他家(ターチャ)に満貫(高打点)を放銃したら着落ちするケースなどの場合は、仮に当たってもできるだけ打点の低そうな牌を選ぶのも一つの手です。
手詰まりを起こさないためには
手詰まりを起こしにくくするためには、安全牌を抱えて守備的に進行する必要がありますが、それにはデメリットもあります。安全牌を持つということは、その分牌効率が落ちてテンパイ速度は比較的に遅くなります。そのため、巡目や点数状況に応じて手牌の進め方を考える必要があります。
勝負手や絶対に連荘(レンチャン)しなければいけない状況など手牌をブクブクにしてでも上がりや聴牌にむかわなければいけない状況もありますし、自分が断トツトップでラス目の親からリーチが来た場合など、絶対に放銃したくない局面もあります。場合によっては配牌降りなども有効な手段の一つとなります。
まとめ
手詰まりはあがりに向かういじょうは必ず起こってしまいます。特に積極的にあがりに向かう攻撃型のスタイルの人は、守備型の人よりも手詰まりになることが多いです。手詰まってしまった場合は結果的に放銃してしまったとしても、安全度や打点などをしっかりと考えてその状況で最善と思う牌をひねり出しましょう。
また、自分の手牌の価値や上がりの可能性が低い手などは、他家に対する安全牌の確保や撤退の判断を通常よりも早めるなどして、手詰まりを起こしにくい進行をしましょう。
デイリーアクセスランキング