段位
天鳳には、実力の指標の一つに段位というものがあります。開始時は新人から始まり9級~1級、初段~十段まであり、一番上が天鳳位になります。
段位の目安
レートは天鳳の実力の指標の一つで、特上卓・鳳凰卓を利用できる条件の一つになっています。特上卓は四段でレート1800以上、鳳凰卓は七段でレート2000以上が必要になります。六段→七段がポイント配分的に少し難易度が高く、鳳凰卓への入り口であることもあり一つの目安にもなっています。
段位ポイントの仕組み
段位は現在の段位・卓のレベル・着順によって決まったポイントが増減します。3級までは段位ポイントのマイナスがなく、1級までは降段(降級)はありません。4人麻雀の東南戦の初段からの段位ポイントの配分は以下のとおりです。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 初期 | 昇段 | |
初段 | 一般 +30 上級 +60 特上 +75 鳳凰 +90 |
一般 +15 上級 +15 特上 +30 鳳凰 +45 |
0 | -45 | 200 | 400 |
二段 | -60 | 400 | 800 | |||
三段 | -75 | 600 | 1200 | |||
四段 | -90 | 800 | 1600 | |||
五段 | -105 | 1000 | 2000 | |||
六段 | -120 | 1200 | 2400 | |||
七段 | -135 | 1400 | 2800 | |||
八段 | -150 | 1600 | 3200 | |||
九段 | -165 | 1800 | 3600 | |||
十段 | -180 | 2000 | 4000 | |||
天鳳位 |
詳しくはこちら ※参考・外部リンク →天鳳
段位の上げ方
上記のように4位がマイナスをすべて受けるためラス1回が非常に重たいです。多くのルールではトップ・ラスはだいたいプラスの場合が多いですが、天鳳の場合はある程度のレベルからトップ・ラスはマイナスになります。十段にもなると鳳凰卓でのトップ2回(+90pt×2)とラス1回(-180pt)が同じポイントになるため非常にキツく、これがラス回避ルールといわれる所以です。
上記のように天鳳はラスをとってしまうと非常にキツいルールですが、もう一つ他の麻雀と大きく異なる特徴があります。それは、2着でもかなりのポイントがもらえるという点です。鳳凰卓であれば2位(+45pt)でも1位(+90pt)の半分の段位ポイントがもらえます。これもラス回避と同じくこのゲームの重要な点で、天鳳では2着もめちゃくちゃ偉いのです。
そのため、トップ目や2着目からラスに落ちることが非常に痛く、無理にトップを狙わずに2着を受け入れるような場面もでてきます。もちろん着落ちの可能性が低い場合は積極的にトップを狙うべきですが、そこは実際に着落ちする可能性がどのくらいあるのかリスクとの相談になります。
上記の成績はトップ率は低いですが2着率が高くラス率はかなり抑えられています。天鳳の場合、段位を上げるためにはこのラスをいかに抑えるかが課題となります。もちろん、ラスになってしまってもそれ以上にトップで取り返せるならそれでもかまいませんが、段位ポイントの仕組み上かなり厳しいです。
まとめ
天鳳では、強さの指標として段位とRate(レート)がありますが、ゲームの主な目標は段位を上げていくことになります。段位の最終到達点は「天鳳位」となります。そのため、「天鳳での勝ち方=段位の上げ方」といっても過言ではありません。
まれに「そんな打ち方ではリアルでは勝てない」「リアル麻雀ではトップがとれないと意味がない」という意見の方がいますが、当たり前です。ルールが違えば打ち方も変わります。天鳳での勝ち方とは、「段位の上げ方」です。トップのみに利がある麻雀ならば、トップを狙うために負えるリスクもまた変わってきます。
ただし、九段・十段ともなるとそもそものポイント配分が辛すぎるので、相当な実力者の方でもたくさん対戦数をこなして上振れ待ちが基本だと思います。そのくらい難易度が高いです
私は本格的にネット麻雀をやったのは今回が初めてでラグ読みがほとんどできませんが、天鳳卓の中でも強い人はこの「ラグ」から手牌構成を読む能力が非常に高いです。実際の麻雀にはないものですが、天鳳で勝つためにはこのラグ読みも一つの鍵となりそうです。
※記載情報は過去のもの、誤ったものの可能性があります。詳しくは公式ホームページにてご確認ください。
- 関連項目 天鳳のレートの上げ方
- 関連項目 歴代の天鳳位
- 関連項目 麻雀プロの天鳳高段位者
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