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瀬戸熊直樹プロが麻雀最強戦2021優勝

近代麻雀が主催する麻雀最強戦2021FINAL2nd Stageが行われ12月12日に行われ、日本プロ麻雀連盟瀬戸熊直樹プロが優勝。オーラス大逆転の倍満ツモで自身にとって初の最強位獲得となる。

概要

麻雀最強戦FINALではここまで勝ち進んだ選手16名がA卓~D卓に分かれて戦い、各卓2名の選手がFINAL2nd Stageへ勝ち上がりとなる。A卓からは「瀬戸熊直樹」プロ、「宮内こずえ」プロ、B卓からは「醍醐大」プロ、「一瀬由梨」プロ、C卓からは「川原舞子」プロ、「パタ☆ロッソ」さん、D卓からは「井出洋介」プロ、「岡崎涼太」プロがFINAL2nd Stageへ進出。

FINAL2nd Stage、A卓では宮内プロが大きくリードして、激しい2着争いの展開となりましたが醍醐プロがしっかりと条件を作り上げたフリテン3メンチャンをツモり決勝卓へ、B卓ではオーラスに大きくリードしたトップ目の一ノ瀬プロが、瀬戸熊プロのリーチに対して自分の手を進めると同時に振り込んでもよしという、半ば差し込みのような打牌で瀬戸熊プロに振り込み、トップは入れかわるものの瀬戸熊プロ・一ノ瀬プロが決勝卓へ進む

決勝では宮内プロがリードする展開で南場の親番で瀬戸熊プロが激しい追い上げを見せる中、宮内プロが瀬戸熊プロから直撃を決め、残すは一ノ瀬プロの親番のみとなり、醍醐プロ・瀬戸熊プロの条件はかなり厳しくなる。
倍ツモ条件の残る瀬戸熊プロは前局に続いてドラドラの手が入り、タンヤオ・三暗刻など何とか役を絡めて倍満に仕上げたいところ、ドラが槓子になり、タンヤオ・ドラ4の手でリーチをかける。一発ツモならリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ドラ4の倍満で無条件で優勝となるが、一発ツモはならず裏1が必要となる。
一発ツモとはならなかったもののすぐに8萬をツモあがり裏ドラに望みをかける。裏ドラは4ソウで2枚裏がのり、リーチ・ツモ・タンヤオ・ドラ4・裏裏の9翻で見事大逆転優勝となる

瀬戸熊直樹プロ概要

日本プロ麻雀連盟の第14期。段位は9段。MリーグではTEAM RAIDEN(雷電)に所属。雀風は攻撃型。鳳凰位3期・十段位3期を獲得し、長きにわたり最高峰のA1リーグに君臨する連盟屈指の実力者。キャッチフレーズは「卓上の暴君」。

まとめ

麻雀最強戦2021は前年度の最強位、「多井隆晴」プロが1nd Stageで敗れる波乱の展開になりましたが、自団体の頂点の経験のある瀬戸熊プロや醍醐プロは前評判通り決勝に駒を進めました。その一方、宮内プロ・川原プロ・一ノ瀬プロら女性プロの活躍が目立ちました。決勝に残った宮内プロはテレビ対局の経験も多く女流桜花やプロクイーン獲得など実績のあるプロですが、一ノ瀬プロは33期入会とまだ若手ながら堂々とした戦いぶりで、国士無双や東単騎のメンホンツモなどが印象的でした。
最後は瀬戸熊プロのドラマ以上の劇的な上がりで幕を閉じましたが、惜しくも敗れた宮内プロも素晴らしかったです。実況の日吉プロや司会の小山さんをはじめ周りの人が涙する珍しい光景でしたが、アース製薬の会長さんがいった「スポンサーになってよかったです。」の言葉すべてで、これ以上ない賛辞だと思います。

近年は自団体のビッグタイトルから遠ざかり、長年在籍したA1リーグからも降級。Mリーグでもチームが3年連続ファイナル進出ならずと悔しい結果が続いていましたが、この最強戦の優勝をきっかけに、鳳凰位連覇・十段位三連覇の卓上の暴君「瀬戸熊直樹」復活となるかもしれません。

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