渋川難波プロが第20期雀王決定戦優勝
日本プロ麻雀協会、最高峰のタイトル戦である第20期雀王決定戦の最終節が12月8日に行われ渋川難波プロが優勝。自身にとって初の雀王獲得となる。
概要
第20期雀王決定戦は現雀王「矢島亨」プロ、「小川裕之」プロ、「仲林圭」プロ、「渋川難波」プロの4人で行われ、全4日・計20回戦の戦いとなります。現雀王の矢島プロ以外は誰が獲得しても初の雀王となります。
序盤から着実にポイントを重ね続けていた渋川プロは3日目終了時までラスなしで200ポイントオーバーのプラスで最終日を迎えます。それを約100ポイント差の仲林プロが追う形となり、矢島プロ・小川プロは条件的にはかなり厳しい状況です。
約100ポイント差で迎えた最終日渋川プロが16回戦で初のラスとなり、仲林プロとの差が縮まります。18回戦では仲林プロがトップをとり約100ポイントあった差がわずか10ポイントほどとなります。どちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、渋川プロが暗槓(アンカン)が2つ入った七対子南単騎地獄待ちの12,000(一発・裏裏)を仲林プロから直撃して大きく差が開きます。最後は矢島プロに渋川プロが差し込み渋川プロの優勝となりました。
渋川難波プロ概要
日本プロ麻雀協会の第10期。Mリーグでは公式解説を務める。天鳳では十段を達成。プロとしても自団体のリーグ戦で最高峰のA1リーグに所属していて、自団体のタイトル雀竜位戦・日本オープンを優勝している。キャッチフレーズは「魔神」。
まとめ
第20期雀王決定戦は現雀王の矢島プロをのぞく3人は、いずれもタイトル獲得経験はあるものの「雀王」の経験はなく、今期優勝すれば誰が勝っても初の「雀王」獲得となりました。新たに雀王となった渋川プロは過去に雀竜位戦・日本オープンを優勝していてこれで「雀王」「雀竜位戦」「日本オープン」の3つのタイトルを制したことになります。これを過去に達成しているのは矢島プロのみです。
現在、Mリーグ公式実況やYouTubeなど選手以外でも活躍している渋川プロですが、選手としてMリーグで活躍する日もそう遠くないかもしれません。
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