麻雀情報サイト

浅井堂岐プロが第21期雀王決定戦優勝

日本プロ麻雀協会、最高峰のタイトル戦である第21期雀王決定戦の最終節が11月5日に行われ浅井堂岐プロが優勝。なお、浅井プロにとっては初の雀王獲得となる。

概要

第21期雀王決定戦は全4日・計20回戦の戦いとなります。KADOKAWAサクラナイツ所属、現雀王の「渋川難波」プロ、渋谷ABEMAS所属「松本吉弘」、U-NEXT Pirates所属「仲林圭」、昨年A1リーグ昇格し、勢いそのままに565.7ポイントの首位で決定戦初出場の「浅井堂岐」の4人で行われます。現雀王の渋川プロ以外は優勝すれば初の雀王獲得となります。

初日は役満聴牌や倍満ツモあがりなど協会らしい高打点の応酬が続く中、メリハリのある力強い麻雀でMリーガー3人を相手取り5回戦すべてプラスポイントで浅井プロが首位に。巧みなゲームメイクで相手のチャンスを潰し、自身はしっかりと勝負手を決めてきた仲林プロが2着目に。

2日目は渋川プロが6戦目でトップとなりトータルプラスに復帰。続く7戦目もトップとなり一気に首位に躍り出る。8戦目でも東2局で満貫をあがり順調なスタートを切るが、ここでトータル4着目の松本プロが待ったをかける。メン・ピン・一発・ツモ・表・裏で跳満をあがり、トップとなりトータルプラスに復帰。続く9回戦、東場小場で進み迎えた南場の親番で松本プロがメン・ピン・一発・表2・裏とタンヤオ・三色をダマで仕留め連続トップで首位に。10回戦目は浅井プロが仲林プロとの熾烈な争いを制してトップに。トータルでも微差で浅井プロが首位に。

3日目は3社の熾烈なトータルトップ争いが続く中、11戦目で浅井プロがトップを獲得。12戦目は渋川プロがトップとなり、反対に松本プロは連続ラスを引かされ一歩後退。迎えた13戦目東発、親の渋川プロのダブル立直に対して、浅井プロが真っ向から迎えうちメン・ピン・ツモ・表・裏2の跳満。トータルトップを争う渋川プロのチャンス手を潰し、親かぶりをさせそのまま点差を守りトップに。2着目の渋川プロにトータル150P以上の差をつけ大きな首位となる。14戦目はトータルトップの浅井プロに他が厳しく打つ形となり、見逃しなど含め展開が松本プロに上手く噛みあい、松本プロが浅井プロにトップラスを決め大きく差をつめる。つづく15戦目でも松本プロトップ、浅井プロラスと2戦連続トップラスを決めほぼ並びとなる。

最終日、16戦目は浅井プロが力強く押しきり、3日目とは反対に松本プロとトップラスを決め、かなり有利な状況を作る。17戦目はここまで厳しい展開が続いた仲林プロがトップとなり浅井プロがラスに。逆転優勝に望みをつなげる。全員が浅井プロにラスを押し付けたい18戦目、力強く積極的な姿勢で浅井プロがトップを勝ち取り、2着目を200P近く離して残り2戦となる。残り2戦トップを取れば可能性のある松本プロ・渋川プロが猛攻を見せるも、浅井プロがポイント差を守り切り自身初の雀王に輝く

浅井堂岐プロ概要

日本プロ麻雀協会の第9期後期。雀風は攻撃型。打点を見据えた手組が上手く、積極的にあがりに向かう。

まとめ

第21期雀王決定戦は浅井プロが初の雀王獲得という結果となりました。Mリーガー3人を相手を相手にポイントをリードしても積極的に攻め込み、しっかりとポイントを重ねていきました。
2位となった松本プロは思い切りのよい判断と果敢な攻めで猛追を見せましたが、惜しくもあと一歩届かずという結果でしたが、A1リーグでもMリーグでもしっかりと結果を残していて現在の充実ぶりがうかがえます。連覇がかかる3位の渋川プロも最終日まで可能性は残しましたが、四暗刻聴牌や親のダブリーなどチャンス手がことごとく潰され、決定戦通じてかなり苦しい展開となりました。4位の仲林プロも渋川プロ同様我慢が続く苦しい展開でしたが、見逃し後の直撃やゲーム回しなど随所に技が光りました。

スポンサードリンク

本日が誕生日のプロ

Copyright (c) 2014 麻雀情報サイト All right reserved