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魚谷侑未プロが第39期十段位戦優勝

日本プロ麻雀連盟のタイトル戦である第39期十段位戦の最終節が10月9日に行われ魚谷侑未プロが優勝。なお、女性プロの十段位獲得は史上初の快挙となる

概要

十段位戦は、初段戦から始まり各卓上位2名が勝ちあがり、二段戦に挑むといったように、三段戦、四段戦と続いて行き最終的に4名が勝ちあがり、現十段位を加えて5名で決定戦を行います。十段位決定戦は、A1リーガー「近藤久春」プロ、九州本部所属「浜上文吾」プロ、Mリーガー「魚谷侑未」プロ、前年度十段位戦準優勝の「三浦智博」プロに、現十段位の「荒正義」プロを加えた5名によって行われます。

決定戦1日目は1回戦目の親で12,000の出あがり、4回戦目の4,000オールなど親番で高打点のあがりをしっかり決めた三浦プロが抜け番を除く全試合でプラスポイントとなり、50P弱のプラスで首位に。
2日目は、荒プロが2トップ含む全試合でプラスポイントとなり一時首位に躍り出るも、三浦プロが要所で力強く上がりを決め8回戦でトップとなり、2位の荒プロと約12P差をつけ首位をキープする。反対に優勝候補の呼び声の高かった近藤プロは2日目に1トップ3ラスとなり、大きくマイナスして優勝はかなり厳しい状況に。
最終日はこれまでトップはなかったものの、着実にプラスポイントを積み重ねてきた魚谷プロが首位に。11回戦目で決定戦通して初のトップとなり、大きくポイントを伸ばす。12回戦目のオーラス、2位の荒プロは逆転に倍満ツモが必要だが、三暗刻含みのメンホンで見事条件を満たしたリーチをかけるも、あと一歩及ばず魚谷プロが女性初の十段位獲得となる。

魚谷侑未プロ概要

日本プロ麻雀連盟の第25期。段位は七段。Mリーグではセガサミーフェニックスに所属。キャッチフレーズは「最速マーメイド」で鳴きを多用したスピーディな麻雀が特徴的。雀風はバランス型で押し引きに優れた冷静な打ち手。王位女流桜花などをはじめ、若くして多くのタイトルを持つトッププロの一人。

まとめ

第39期十段位決定戦は魚谷プロが女流初の十段位獲得という快挙で幕を閉じました。連覇を狙う荒プロ、昨年のリベンジに燃える三浦プロ、実力派A1リーガー近藤プロ、九州本部の期待を一身に背負ってやってきた浜上プロと、それぞれ十段位にかける思いは強く白熱の展開をみせました。

十段位は魚谷プロがかねてより獲得したい大きなタイトルの一つとして挙げており、公言通り見事十段位となりました。残るタイトルの一つに鳳凰位がありますが、魚谷プロは過去にA2在籍の経験もあり、最近の充実ぶりからも女性初の鳳凰位誕生も期待せずにはいられません。
近年では、黒沢咲プロの鳳凰位決定戦進出や白田みおプロの令昭位決定戦進出など、女性プロが団体の最高峰タイトル獲得まであと一歩といったような、女性プロの活躍が非常に目立つようになりました。鳳凰位や令昭位、最高位など女性初の団体最高峰タイトル獲得の日もそう遠くないかもしれません。

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