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佐々木寿人プロが第38期鳳凰位決定戦優勝

日本プロ麻雀連盟、最高峰のタイトル戦である第38期鳳凰位決定戦の最終節が2月6日に行われ佐々木寿人プロが優勝。なお、昨年(第37期)も佐々木寿人プロが優勝しており通算2度目の獲得で連覇となる。

概要

第38期雀王決定戦は現鳳凰位「佐々木寿人」プロ、「古川孝次」プロ、「黒沢咲」プロ、「前田直哉」プロの4人で行われ、全4日・計16回戦の戦いとなります。鳳凰位のタイトルは古川プロは過去3期(3連覇)、前田プロは31期に獲得しています。黒沢プロが優勝すれば女流初の鳳凰位、また、全団体通じて女流初の最高峰タイトル獲得となり非常に注目が集まっています。

初日は佐々木プロが4回戦すべてプラスの安定した麻雀で50Pオーバーのプラスを獲得。2日目もラスを一度も引くことなく100P近くまでさらにポイントを伸ばす。佐々木プロ以外は全員マイナスポイントとなり100P以上の差が開いた状態となる。3日目は佐々木プロが10回戦目で初のラスを引き若干ポイントを減らしたものの1人浮きを維持して、相当有利な位置で最終日に臨む。反対に黒沢プロはマイナスが大きくなり、佐々木プロと150P近く差が開きかなり厳しい状態となる。古川プロ・前田プロはマイナスではあるものの、ほぼ原点に近くまだ可能性を残すポイント差で4日目に、のこり4戦で約80P差をまくる必要がある。

最終日も佐々木プロは、ポイントを守るどころかリーチ・ポン・チーと攻めの手を緩めず、さらにポイントをプラスする形となり最終戦前には100Pオーバーまでポイントを伸ばす。最終戦トータル2位に着ける古川プロが怒涛の追い上げを見せるも、あと一歩及ばず佐々木プロが連覇となる。

佐々木寿人プロ概要

日本プロ麻雀連盟の第22期。段位は七段。MリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属。攻めるときはとことん攻め、守るときはピタッとやめる非常にメリハリの利いた麻雀。2021年は自団体の最高峰である鳳凰位獲得(37期)にMリーグ個人MVP(2020シーズン)を獲得。「魔王」の異名をもち、放送対局での地和やMリーグ初の13翻で親の三倍満や一時100,000点越えなど記憶にも記録にも残る選手。

まとめ

38期鳳凰位決定戦は佐々木プロの連覇という結果に終わりました。全日程通じて佐々木プロの強さ・安定感が目立ちました。惜しくも2着に終わった古川プロも自在な鳴きや常識を超えた打ち筋で、驚愕のあがりや受けを見せました。前田プロは一発裏ドラのない公式ルールならではの手組・押し引きなど安定した打ち筋はさすがの一言です。黒沢プロは決定戦では4着という結果になりましたが、来期以降も女性初の鳳凰位の誕生に大きな期待が寄せられます。

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